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キッチンのルール|一番間違えやすい場所

ピックルボールのキッチン(ノンボレーゾーン)のルールを整理しました。入っていい場面と反則になる場面、勢い余って踏んだときの扱い、そしてラインが引かれていない施設での判断まで、掲載データを踏まえてまとめています。

公開 2026-08-22 5分で読めます

キッチンに入ること自体は反則ではありません。 反則になるのは「キッチン内でノーバウンドの球を打つこと」です。

ここを取り違えている人がとても多く、初心者どうしの試合では最も揉めるポイントです。


正式には「ノンボレーゾーン」

ネットの両側、**幅2.13m(7フィート)**の帯です。俗にキッチンと呼ばれます。

してよいこと反則になること
キッチンに入るキッチン内でノーバウンドの球を打つ
キッチン内でワンバウンドした球を打つボレーした勢いでキッチンに入る
キッチンを通り抜けるボレー時にラインを踏む

「入ったらダメ」ではありません。 入ってワンバウンドの球を打つのは、まったく問題ありません。

ラインはキッチンの一部です。踏んだ時点でキッチン内と同じ扱いになります。ぎりぎりを狙うなら、線の手前で止まってください。

勢い余って入るのも反則

ここが見落とされやすいところです。

キッチンの外でボレーしたあと、その勢いでキッチンに入ってしまった場合も反則になります。打った瞬間だけでなく、打ったあとの動きまで見られます。

  • ボレーして、着地がキッチン内 → 反則
  • ボレーして、よろけてキッチンに入った → 反則
  • ボレーして踏みとどまり、そのあと歩いて入った → 反則ではない

「打った動作が終わって、体が安定してから入る」なら問題ありません。

なぜこのルールがあるのか

ネット際に立ってスマッシュを打ち下ろす戦い方を封じるためです。

このルールがあるおかげで、ネット際では低くて柔らかい打ち合いが生まれます。これがディンクと呼ばれる展開で、この競技の中心にあるものです。

用語集:キッチン用語集:ディンク

ラインが引かれていない場所ではどうするか

ここが実際に困る場面です。

掲載している430施設のうち、**常設のラインがあると確認できたのは43件(10.0%)**にとどまります。専用コートは47件(10.9%)です。

施設数割合
常設ラインあり4310.0%
専用コート4710.9%
テニスコート転用5913.7%
公共体育館9923.0%

大半の施設は、その都度テープでラインを引いています。 テープが浮いていたり、途中で切れていたりすることは普通にあります。

こういう場所では、始める前に全員で「ここがキッチンの線」と確認しておくのが確実です。競った場面で揉めるより、先に決めておくほうが早く済みます。

常設ラインのある施設をさがす

審判はいない前提

一般の練習や交流試合に審判はいません。自己申告と、相手との合意で進めます。

  • 自分がキッチンを踏んだと思ったら、自分で申告する
  • 見えなかったときは、相手の申告を受け入れる
  • 分からないときはやり直す

この競技が「自己申告で成り立つ」ことは、続けるうえで知っておくと気が楽になります。

  • キッチンに入ること自体は反則ではないと理解しているか
  • ラインを踏むのはキッチン内と同じ扱いだと知っているか
  • ボレー後の勢いも見られると知っているか
  • ラインが引かれていない場所では事前に確認したか

よくある質問

キッチンの正式名称は何ですか

ノンボレーゾーン(Non-Volley Zone)です。「キッチン」は通称ですが、現場ではこちらのほうがよく使われます。

なぜキッチンと呼ぶのですか

由来は諸説あり、確定していません。競技名の由来についてはピックルボールの名前の由来にまとめています。

パートナーがキッチンにいるとき、自分はボレーできますか

できます。反則になるのは打った本人がキッチンにいる場合だけです。

サーブはキッチンに入れてはいけないのですか

サーブがキッチン(ラインを含む)に入るとフォルトです。これはノンボレーゾーンの反則とは別の規定です。


この記事の数字について

ルールの数値は競技の公式ルールに基づきます。施設数は、各施設の公式サイト・自治体の公式ページで確認して掲載しているデータ(2026年8月21日時点・430施設)から集計しています。全体は全国のピックルボール施設データにあります。

実際に打てる場所をさがす

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