ピックルボール用語集
コートやSNSでよく出てくる言葉を 69 語まとめました。 意味は公式ルールブックにもとづいています。
語
基礎・団体3語
- ピックルボール ぴっくるぼーる
- Pickleball
- バドミントン・卓球・テニスの要素を組み合わせたパドルスポーツ。穴の開いた専用のプラスチックボールを使い、20フィート×44フィート(6.10m×13.41m)のコートで、テニス型のネットを挟んでプレーする。シングルスでもダブルスでも行える。
- ピックルボール日本連盟 ぴっくるぼーるにほんれんめい
- PICKLEBALL JAPAN
- 日本ピックルボール協会
- JPA
- 日本国内でピックルボールの普及と競技運営を担う一般財団法人。2015年4月に任意団体「日本ピックルボール協会」として創立され、その後「ピックルボール日本連盟(PICKLEBALL JAPAN)」に名称を変更した。日本語での公式ルールを公開している。
- USA Pickleball ゆーえすえーぴっくるぼーる
- USAP
- USA Pickleball Association
- アメリカにおけるピックルボールの統括団体。毎年1月1日発効で公式ルールブック(Official Rulebook)を改訂・公開しており、国際的に事実上の標準ルールとして参照されている。用具の認証制度(USA Pickleball Approved)も運営する。
コート・エリア14語
- 仮想延長線 かそうえんちょうせん
- Imaginary Extension
- イマジナリーエクステンション
- 実際には描かれていないが、ラインが物理的な終端を越えて延長されているものとみなす線。サービングエリアの範囲判定などに用いる。
- キッチン きっちん
- ノンボレーゾーン
- NVZ
- Non-Volley Zone
- ネットの両端に隣接する7フィート×20フィート(2.13m×6.08m)のエリア。ネットから両側7フィートの範囲で、この中でボレー(ノーバウンドで打つこと)をしてはいけない。ゾーンを囲むすべてのラインはゾーンの一部に含まれる。ゾーンは二次元であり、プレー面より上の空間には及ばない。「入ってはいけない」のではなく「ボレーをしてはいけない」エリアである点に注意。
- コート こーと
- Court
- ベースラインとサイドラインの外周の内側の領域。公式規格は20フィート×44フィート(6.10m×13.41m)で、シングルスとダブルスで同じ大きさ。バドミントンのダブルスコートと同一寸法である。
- サービスコート さーびすこーと
- Service Court
- コート両端の、ノンボレーゾーンとベースラインの間にあるセンターライン左右の領域。隣接するベースライン・サイドライン・センターラインを含む。サーブはここに入れる。
- サイドライン さいどらいん
- Sideline
- ネットおよびベースラインに垂直な、コートの両脇を区切る2本の線。
- ネット ねっと
- Net
- コートを二分する網。公式規格では、サイドラインの外縁上で高さ36インチ±0.25インチ(91.44cm)、コート中央で34インチ±0.25インチ(86.36cm)。長さは21フィート9インチ(6.63m)以上、ポール間の距離は22フィート±1インチ(6.71m)。バドミントンのネット(中央1.524m)とは高さが大きく異なるため流用できない。
- ネット面 ねっとめん
- Plane of the Net
- ネットプレーン
- ネットと同一線上にある垂直な仮想平面。ネットの上・下・左右にも延長される。ボールがこの面を完全に越える前に打つとフォルトになる。打球後にプレーヤーがこの面を越えることは認められる。
- ノンボレーゾーンライン のんぼれーぞーんらいん
- キッチンライン
- NVZライン
- ネットと平行に、ネットから両側7フィート(2.13m)の位置で2本のサイドラインの間に引かれる線。この線自体もノンボレーゾーンの一部であり、ボレー時に踏むとフォルトになる。
- パーマネントオブジェクト ぱーまねんとおぶじぇくと
- Permanent Object
- 恒久的物体
- コート上・上空・付近にあり、プレーを妨げうる物体。天井、壁、フェンス、照明器具、ネットポスト(付属する車輪・アーム・脚を含む)、観客席、審判・線審・観客などが該当する。ハインダーには含まれない。
- プレー面 ぷれーめん
- Playing Surface
- プレーイングサーフェス
- コートと、その周囲のプレー用に指定された領域。最低でも30フィート×60フィート(9.14m×18.29m)が必要とされ、新設や大会では34フィート×64フィート(10.36m×19.5m)が推奨される。
- ベースライン べーすらいん
- Baseline
- コートの両端にある、ネットと平行な線。
ルール・反則16語
- イジェクション いじぇくしょん
- Ejection
- 退場
- 悪質または危険な行動違反により、プレーヤーを大会競技から退場させること。
- エクスパルション えくすぱるしょん
- Expulsion
- 会場追放
- 悪質または危険な行動違反により、プレーヤーを大会会場から追放すること。
- ダブルバウンス だぶるばうんす
- Double Bounce
- 返球される前にネットの片側でボールが2回バウンドすること。フォルトになる。「必ず2回バウンドさせる」ツーバウンドルールとは逆方向のルールなので混同しないよう注意。
- ツーバウンドルール つーばうんどるーる
- 2バウンドルール
- Two-Bounce Rule
- ダブルバウンスルール
- サーブと、サーブのリターンは、それぞれ必ずバウンドさせてから返さなければならないというルール(規則10.A)。レシーバーがサーブをノーバウンドで打てばレシーブ側のフォルト、サーブ側がリターンをノーバウンドで打てばサーブ側のフォルトとなる。4打目以降はノーバウンドで打ってよい。サーブ側が一方的に有利になるのを防ぎ、ラリーを成立させるためのルール。
- ディストラクション でぃすとらくしょん
- Distraction
- 妨害行為
- 競技上一般的でない身体的行為で、相手のボールを打つ能力や集中を妨げるもの。大きな音を出す、足を踏み鳴らす、パドルを不規則に振り回すなどが例として挙げられる。
- テクニカルウォーニング てくにかるうぉーにんぐ
- Technical Warning
- 軽度の非スポーツマン的行為に対して科される、罰則を伴う警告。
- テクニカルファウル てくにかるふぁうる
- Technical Foul
- 極度に非スポーツマン的な行為や態度に対して科される1点の罰則。
- バーバルウォーニング ばーばるうぉーにんぐ
- Verbal Warning
- 軽度の非スポーツマン的行為に対する、罰則を伴わない口頭注意。通常、テクニカルウォーニングやテクニカルファウルを科す前段階として与えられる。
- ハインダー はいんだー
- Hinder
- プレーヤーが引き起こしたものではなく、プレーに悪影響を与える一時的な要素や出来事。他コートから転がってきたボール、飛んでいる虫、異物、他コートのプレーヤーや役員などが例として挙げられる。恒久的物体(パーマネントオブジェクト)はハインダーに含まれない。
- フォルト ふぉると
- Fault
- ルール違反によりボールがデッドになり、ラリーを失うこと。サーブ側がフォルトを犯せばサーブ権を失い(またはセカンドサーバーへ移り)、レシーブ側がフォルトを犯せばサーブ側に1点が入る。
- ボレーの行為 ぼれーのこうい
- Act of Volleying
- ボールがバウンドする前に打った瞬間に始まり、フォロースルーによる動き(モメンタム)が止まった時点で終わる一連の行為。ノンボレーゾーンのフォルト判定は、この「行為の最中」かどうかで決まる。
- モメンタム もめんたむ
- Momentum
- 勢い
- ボールを打った後にプレーヤーが動き続けてしまう慣性。ボレーの行為によって生じたモメンタムは、プレーヤーがバランスと動きの制御を取り戻すか、ノンボレーゾーンへ向かう動きを止めた時点で終わる。ボレー後にモメンタムでノンボレーゾーンに接触した場合、ボールがデッドになった後であってもフォルトになる。
ショット・技術9語
- アーニー あーにー
- Erne
- エルネ
- ノンボレーゾーンの外側(サイドラインの外)へ回り込み、ネット際で相手のショットをボレーする攻撃的なショット。ノンボレーゾーンに足を踏み入れていないため、キッチンのフォルトにならない。プレーヤーがボールを打つ前にネット面を越えるとフォルトになる点に注意(規則13.I.1.a)。
- ATP えーてぃーぴー
- Around The Post
- アラウンド・ザ・ポスト
- アラウンドザポスト
- ネットの上ではなく、ネットポストの外側を回して返球するショット。公式ルールで明確に認められている(規則13.C)。ネットの高さを越える必要がないため、非常に低い打点からでも打てる。ただしネットとネットポストの間を通した場合はフォルトになる。
- サードショットドロップ さーどしょっとどろっぷ
- Third Shot Drop
- 3打目ドロップ
- サーブ側がラリーの3打目(サーブが1打目、リターンが2打目)で打つ、相手のノンボレーゾーンへ柔らかく落とすショット。相手に攻撃させずにネット際まで前進する時間を作るための、ピックルボールで最も重要とされる戦術のひとつ。
- サーブ さーぶ
- Serve
- サービス
- ラリーを開始するための最初の打球。対角線上のサービスコートに入れる。ボレーサーブとドロップサーブの2種類があり、どちらを選んでもよい。サーブは1回のみで、テニスのようなセカンドサーブはない。
- ディンク でぃんく
- Dink
- ディンクショット
- ノンボレーゾーンライン付近から、相手のノンボレーゾーン内に低く柔らかく落とすショット。相手に攻撃されない高さに抑えることが目的で、競技レベルのラリーの多くはこのディンクの応酬で決まる。
- ドロップサーブ どろっぷさーぶ
- Drop Serve
- ボールを落とし、プレー面でバウンドさせてからパドルで打つサーブ。ボレーサーブの3条件(上向きの弧・手首・腰の高さ)は適用されない。ボールは自然な高さから離す必要があり、投げつけてはならない。バウンドの回数と位置に制限はない(規則7.D)。初心者はフォルトのリスクが低いこちらが扱いやすい。
- ボレーサーブ ぼれーさーぶ
- Volley Serve
- ボールを離した後、バウンドさせずにパドルで打つサーブ。(1)パドルが明らかに上向きの弧を描いていること、(2)パドルヘッドの最も高い点が手首関節の最も高い部分より明らかに上にないこと、(3)インパクト時にボールが明らかに腰より高くないこと、の3条件を満たす必要がある(規則7.C)。
- ミニシングルス みにしんぐるす
- Mini-Singles
- 標準的なコートの半面のみを使うシングルスの変形ルール。各ラリーで、両プレーヤーのスコアに応じてコートの右半分または左半分だけがインプレーとなる。ノンボレーゾーンを通るセンターラインの延長線を追加で引く必要がある。
スコア・進行19語
- サーバー さーばー
- Server
- サーブを打ってラリーを開始するプレーヤー。
- スコアコール すこあこーる
- Calling the Score
- サーブ前にスコアを声に出して読み上げること。ダブルスは「自チームの点・相手チームの点・サーバー番号」の3つの数字、シングルスは「サーバーの点・レシーバーの点」の2つの数字で行う。通常はサーバーがコールし、1ゲームを通して同じプレーヤーが行う。
- スターティングサーバー すたーてぃんぐさーばー
- Starting Server
- ダブルスで、各ゲーム開始時に最初にサーブすると指定されたプレーヤー。ゲーム開始時のチームは1人しかサーブできないため、このプレーヤーは最初のサービスローテーションにおいて「セカンドサーバー」として扱われる。スコアコールが「0-0-2」で始まるのはこのため。
- スタンダードスコアリング すたんだーどすこありんぐ
- Standard Scoring
- サイドアウトスコアリング
- サーブ権を持つ側がラリーに勝ったときのみ得点が入る方式。レシーブ側が勝った場合は得点にならず、サーブ権が移るだけ。通常は11点先取・2点差以上で勝利となる。
- セカンドサーブ せかんどさーぶ
- Second Serve
- ダブルスで、ファーストサーバーがサーブ権を失った後のサーブ状態を指す用語。テニスの「2本目のサーブ」とはまったく意味が異なるので注意。ピックルボールではサーブのやり直しはない。
- ゼロ・ゼロ・ツー ぜろぜろつー
- 0-0-2
- 0-0-スタート
- ダブルスの各ゲーム開始時のスコアコール。「自チーム0点・相手チーム0点・セカンドサーバー」を意味する。ゲーム開始時のチームは1人しかサーブできないため、そのプレーヤーがセカンドサーバー扱いとなる。
- フォーフィット ふぉーふぃっと
- Forfeit
- 不戦敗
- ルール違反により、ゲームまたはマッチが相手に与えられること。
- ラインコール らいんこーる
- Line Call
- インプレーのボールが所定のコート内に落ちなかったことを示す、音声または視覚による合図。審判のいない試合では、自分側のコートのラインコールはプレーヤー自身の責任で行う。
- ラリー らりー
- Rally
- サーブが打たれてからボールがデッドになるまでの連続したプレー。
- ラリースコアリング らりーすこありんぐ
- Rally Scoring
- サーブ権の有無に関わらず、ラリーに勝った側に得点が入る方式。暫定ルールとして採用されており、シングルス・ダブルスの両方で使用できる。スコアコールは2つの数字で行い、ダブルスではサイドアウト前に1人だけがサーブする。
- レシーバー れしーばー
- Receiver
- サーブを返球するプレーヤー。
用具6語
- アウトドアボール あうとどあぼーる
- Outdoor Ball
- 屋外用ボール
- 屋外でのプレーを想定して設計されたボール。市販品は穴の数が40個で穴が小さく、素材が硬い傾向があり、風の影響を受けにくく球足が速い。低温時に割れやすい。区分自体は公式規格ではなく市場の慣習である。
- インドアボール いんどあぼーる
- Indoor Ball
- 屋内用ボール
- 屋内でのプレーを想定して設計されたボール。市販品は穴の数が26個で穴が大きく、素材が柔らかい傾向があり、球足が遅くコントロールしやすい。公式規格上は穴の数が26〜40個の範囲に収まっていればよく、屋内用・屋外用の区分自体は規格ではなく市場の慣習である。
- グリップアジャストメント ぐりっぷあじゃすとめんと
- Paddle Grip Adjustments
- グリップの太さを変えたり、グリップ上での手の位置を安定させたりする非機械式の器具。グリップテープやインサートなどが該当する。
- パドル ぱどる
- Paddle
- ラケット
- ピックルボールで使用する板状の用具。公式規格では、縦と横の合計(エッジガードとバットキャップを含む)が24インチ(60.96cm)以下、長さは17インチ(43.18cm)以下と定められている。厚みと重さに制限はない。打球面に穴・くぼみ・粗い加工を施すことは禁止されている。
- ボール ぼーる
- Ball
- ピックルボール(球)
- 穴の開いたプラスチック製の球。公式規格では直径2.87〜2.97インチ(7.29〜7.54cm)、重さ0.78〜0.935オンス(22.1〜26.5g)、円形の穴が26個以上40個以下と定められている。198.1cmの高さから落として76.2〜86.4cm跳ねる必要がある。識別マークを除き単色でなければならない。
大会・運営2語
- オフィシエイティングチーム おふぃしえいてぃんぐちーむ
- Officiating Team
- 審判団
- 大会ヘッドレフェリーの統括下にある要員。リードレフェリー、セカンドレフェリー、トラッキングレフェリー、ビデオリプレイレフェリー、線審を含む。
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さ行
な行
は行
- バーバルウォーニング
- パーマネントオブジェクト
- ハインダー
- パドル
- パドルヘッド
- ピックルボール
- ピックルボール日本連盟
- ファーストサーバー
- フォーフィット
- フォルト
- プレー面
- ベースライン
- ボール
- ボールインプレー
- ボレー
- ボレーサーブ
- ボレーの行為